240420sat YOKOHAMA観光

24℃ 曇

風が程よく、散歩にうってつけの一日だった。

横浜に出かけた。お目当ては4年ぶりの横浜トリエンナーレと中華街だ。

ゆとりのある予定を組んで行ったものの体験の密度は高かった。リニューアルオープンしたての横浜美術館と、馬車道駅そばのBankART KAIKO、 旧第一銀行横浜支店を回った。

 

見ていて悔しかった。横浜美術館のキュレーションがあまりに素晴らしすぎたのだ。一昨日の、上○の西○美術館で現代アートに対して抱いたネガティブなイメージがどこかへすっ飛んでしまった。何がどう素晴らしかったかは少しずつ書き足す。

  1. 導入のホールにおける高低差のある作品配置→一覧性が高い
  2. 2階最初と最後の部屋の天井付近の銀文字配置(和文・英文)→鏡?
  3. 最初の部屋、前半と後半とで対称に作品配置→鏡?
  4. 仮設の壁面に歪んだ鏡シートを使用→自画像、自意識繋がり
  5. 青い仮設背景使用→「青い肌」繋がり
  6.  

 

 

↓以下は横トリとは関係がない思念メモ

キュレーションで一番難しいのが現代アートのグループ展であることは間違いないだろう。立体、平面、映像やパフォーマンスが混在し、使われる素材も多岐に渡る。天井がある程度以上高くないとそもそも見栄えがしないものも多いが、キュレーションが決まった時点で既に天井の高さは調整できない。

 

日本の若者文化に支配的な「カワイイ」価値観を排除できるのも現代アート展ならではかもなあと思う。日本画や工芸だとサービス精神のこもった「カワイイ」が入り込んで来ることもあるが、現代アートであれば「カワイイ」ものが入り込んで来る際にはキッチュであったり過剰であったりと「カワイイ」価値観に対して懐疑的である。相対化されている。そういうところが気楽だ。

ところで自分は崇高で恐ろしいものに対して無力感を抱いているものが好きだ。カワイイものを見ているとぶん殴りたくなる。できればその価値観に無自覚なものと仲良くするフリを強いないで欲しい。

 

うーんまた日頃のコミュニケーションの辛さが思い起こされてしんどくなってきた。

自分は豪放磊落で面白い人が好きだ。気持ちが大きく快活でいようとすると職場がしんどい。気が小さくて心配性でいたほうが環境に対して適応的だよなあなどと思う。でも自分は豪放磊落で面白い人が好きだ。大事なことなので2回言いました。

自信過剰なままで暮らしていたい。なんなんだ。

 

 

↓ここからまた現実のこと

横浜中華街で中華の食べ放題行って満腹になった後にTが「ア!食べ放題じゃないもう一つの候補のお店の方が美味しかったかもねえ」とか言ってて台無しだった。まあ自宅から徒歩5分の中華のが美味いのは確実。