240426fri ああ我らの母校

25℃ 曇

8時ごろ起床。

アトリエで吉池で買ったオーストラリアのりんごと向き合う。

墨に触る。線ではなく面の重層による空気感描写に今は関心があるのだ、と自覚するに至った。かたちを持った色を面に織り込む。

りんごはちょっとイメージが固定的すぎて扱いにくいと思う。何枚かエスキース

もし描くこと(書くこと)を止めたら、自分はもう二度と母校のみんなから、あるいは自分のファンだと言っていた教授から(その真意は測りかねるが)、仲間として接せられないんじゃないかと思っていて、これは例えば商業での成功失敗とは全く異なる尺度であって、実際にそうなったら故郷をひとつ失うのと同じくらい淋しい。でもだからといって、「こんなに満たされて癒すべき飢えも絶望もなく、もう表現すべきことなど何一つ残っていないのに作り続けるのか」という掘り下げ方は間違っている。というか絶望は今ここにある、自分と自分の視界に入る身近な人間さえ幸福ならそれ以外の生き物はどうだっていいのだろう?自分は自分の視界に入っている人間が、今現に酷い傷を負っていることに気づいていて、その人の人生に介入している。その関係で、世の中の色々なものに対して酷く腹を立てている。地獄に落ちて構わないので呪い方が達者になりたい。

自分はイマージュに祝福された星の下に生まれついたので、メッセージ性など持たなくとも死ぬまで遊び続けることができる。

自分から声をかけて相手を仲間として扱うことができるかもしれない。

 

午後から在宅勤務。仕事の依頼が来ない時間は途中で図書館に出かけてメンタルケアや小島信夫の本を借りたり(『精神疾患のある人を支援困難にしないための基本スキルと対話のコツがわかる本』)、洗濯したり、100円ショップに買い物に出て蛇口のシャワーヘッドやスポンジを買ったり、ブログを更新したりなど。気儘に過ごす。

夕餉は昨年のふるさと納税で手に入れた冷凍ハンバーグと麦飯。それから切り干し大根とひじきを水で戻してサラダチキンと煮たもの。

 

夜更けに、あれ?大学課題これもしかしてまずいのか?〆切までにあと10日あるけど、GWは断続的に遊び呆けるわけで、予定のやりくり的にやばいんじゃないの?と気づき急遽執筆計画。文学テキストの英文を読むのに時間がかかるうえ、ピューリタン的恋愛観を乗り越えようとする時代の小説に食指が動かない状態を無理にコントロールするため、課題完遂に時間がかかること間違いなしと判断。明日から図書館を梯子し資料集め。

入浴後、髪を乾かしながらTとLINE。明後日もしかするとTの姉に会うかもしれないという事実から目を逸らそうとする。話を聞く限り落ち着いていて芯が強そうな人なのでは。

就寝。