230413thur

25℃ 晴

5時半目覚め、7時45分起床。身支度して8時15分に家を出る。

この日の朝は新宿駅付近の線路内に人立ち入りがあってホームが地獄だった。6月のおしくらまんじゅう15分静止。本当につらい。この世はいっぺん滅びた方がいい。

9時半から13時まで木曜恒例の所用。前の座席に座っている若い女性の右耳のフープピアスが外れて取れかけていた。声をかける義理もないため、いつ気がつくだろうと思ってぼんやり眺めていた。女性は何度かお手洗いに立っていたが外れかけのピアスに気づかずしまいまでそのままだった。もしかしたらそういう、外れかけっぽいデザインのピアスである可能性もある。ただ左耳は同じフープピアスがかっちり止まっていたが。

隙間時間にカズオイシグロ浮世の画家』を読む。

その後ベローチェの最も奥まったエリアで、ピクルスホットドッグのセットとチーズケーキを注文して食べる。目の前で7〜80代くらいの質素な身なりの柔和な老夫婦が、狭い店内でありながら仲睦まじく過ごされていた。キャンペーンのふちねこをもらって喜ぶ妻を、夫の方がスマホで写真に撮る。その後コーヒーゼリーやサンドイッチを楽しんでいた。なんだこの光景はとじわじわ感じ入り、自分の心境を自覚して愕然とした。このまま齢を重ねていけば自分もこうなるのではないかという気がしたのだ。それは理想の(ちょっと前の自分だったら夢想することもなかったであろう)老後の姿でもあった。

電車で移動し、清澄白河で降りて歩く。東京都現代美術館にて「ホー・ツーニェン エージェントのA」と「翻訳できないわたしの言葉」、「サエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING YOU」/津田道子『Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる』Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024 受賞記念展」「MOTコレクション 歩く、赴く、移動する」を観た。学生一人1700円。

ホー・ツーニェンについては自分がちょうど今制作で用いていたモチーフが同じく重要な鍵として掲げられていて、「うげえ、何というシンクロニティ(自分の方が遅れをとっている)」と思い、がっかりしてしまった。

Oの古書店にてフォントネル『世界の複数性についての対話』を買った。

1時間近く歩いてT邸に帰宅。今日は17000歩歩いたことになる。19時半ごろ、郵便物を受け取る。

スーパーカップのチョコチップクッキー味を7割ほど食べる。ご飯を炊いて豆腐を乗せて食べたがあまりにも味気なくて残した。

25時ごろ就寝。