240415mon 花見・原爆映画・湯けむり=甘辛仕様

23℃ 晴

8時過ぎに起床。

果実とヨーグルトで朝食を摂る。
Tが青ざめた顔で言う。二人で行く予定でいた釣り堀もレンタサイクルも土日のみの営業で、今日は定休日だったとのこと。これだから平日昼に遊び慣れていない人種は!!!!半ば呆れながら、次から、Tの計画を受け取ったら実現可能であるかどうかこちらがチェックすることにするよと応じる。

駅まで歩き、電車移動した先のOでショッピングモールを回る。

3COINSが進化しており、たいへん充実した品揃えにびっくりする。
1階でお弁当を買って近くの公園で花見。

昼過ぎから映画「オッペンハイマー」を観る。史実を知っていれば十全に楽しめるかというとそういうことではないと思う。時間があまりにも圧縮されており密度が高い。ハイコンテクストというかその土地特有のアメリカンジョークが飛び交い全体的に畳み掛けるようなスピードで展開が速く、理解が追いつく前に次の場面に切り替わる。それでも「?」と疑問に感じていた部分のほとんどが伏線だったもようで、後半にその回収が多くその点はスッキリした。例えばその当時のアメリ共産党思想の社会的位置付けを把握しきれていない部分があったが証言尋問でその点も突っ込まれていた。

オッペンハイマーアイヒマンに通じるところがあるなと直感。極めて優秀だが自我が薄いのである。仮にオッペンハイマーがいなかったらアメリカはもっと不利な事態になっていただろうか。きっと何もかもさほど変わらない。他の誰かしらが同じことをやってのけただろう。ところで自分は当然のことながら原爆投下後の世界を生きており、被爆国である日本人の視点が徹底的に排除された(この「排除」というのは無視するとか軽んじるとかいった道徳的に非難されるべき行為を意味するものではない。単にこの作品内ではフォーカスするものにのみフォーカスするという方法論的なもの)世界というものを全く想定したことがなかったため、こういう目線が!?!?と驚いた。被爆国の国民だからということなのか。オッペンハイマーの視点は、映画を見始めるまで全く想像することができなかった。

 

鑑賞後にスパメッツァおおたかへ。2年前にオープンし話題となったスーパー銭湯である。岩盤浴が楽しめるとのことでTが行きたいと所望していたのだ。会計システムが極めて洗練されており、施設内が新しく清潔でストレスフリー、岩盤浴の種類や浴槽の種類も豊富で、広々として寛げる空間だ。1階で注文したソフトクリームが想像の2倍の大きさだった。

帰宅して酒をあけながら歓談。
22時ごろには就寝。