240414sun 森鴎外記念館のグレー・つつじ祭りのピンク

23℃ 晴

9時ごろ起床。午前中は「オッペンハイマー」の観劇予定をTが立てていたものの予約しそびれ、昨晩の時点でSの映画館はもう席が埋まってしまったのだそうだ。そのため何の予定もなく。Tは昨日の11時間にのぼる飛行機移動で疲れていたのだろう。長く眠った。そのあいだ自分は春雨スープを食べて小腹を満たし、携えていた保坂和志『小説の自由』を読む。ぽちぽち文字を打ち込んでiphoneからブログを更新。iphoneからではスピードが出ないのとコピペがやりづらい。

正午ごろTが起床。一人では食べきれないからと自宅より持ってきた喜多方ラーメンを茹でて食べた。ネギとわかめと卵。生麺は冷蔵保管するとダマになりやすいみたいだ。同じラーメンとはいえ生麺は乾麺とは別の食べ物だなあという素朴な感想。乾麺は油で揚げてあるからジャンク風味なんじゃないか。自分は生麺より乾麺の方が好きだ。福島の喜多方というところは酒蔵とラーメン屋がたくさんあって不思議なところだった(飯豊山の水が美味いことから発展した産業らしい)。都内には喜多方ラーメンのチェーン店があるらしい。そうしたとりとめがなく大したことのない雑談を重ねる。Tは1ヶ月近く前に出先の日本食料理屋に連れられていってラーメンを食べたらしい。海外の日本食料理屋であえてわざわざラーメンを!話を聞くに土地の事情により肉と酒を禁じられ修行僧(あるいは流刑囚)のような生活だったそうだから、普段は蕎麦派であるTもこってりしたものを摂りたくなったのではないかと想像。そういえば先ほど転がっているTに視線をやったら足裏のシルエットが明らかに細長くなっており、おそらく3〜5キロは減量しているのではないかと指摘。Tはワクワクしながら「明日大浴場に行く際に体重計で確かめてみる」とのこと。ワクワクするようなことだろうか?

13時半ごろ家を発つ。根津の森鴎外記念館へ。建築が良いのだと聞いて足を運んだ。確かに建築がかっこいい。設計者は陶器二三雄氏。とうき、、にさお氏?否ふみお氏だそうだ。職人手作りのレンガを張って削った外壁がすばらしいものであるらしい。Tは外壁を撫でてニコニコしていた。Tはすてきな建築を見るさいには、建物の内壁や外壁に手で触れてニコニコする。これだけ大きなものを愛でられるのはちょっと感覚が違うなと思う。

森鴎外の良さは今ひとつピンときていなかったのだが展示を見ていて少し魅了された。いや嘘。魅了されたというよりは「まあ勉強するかあ」と思った。読むのなら庶民派の夏目漱石を読みたい。森鴎外は格調高すぎてついていくのに一苦労。


道端の看板に吸い寄せられその場の流れで根津神社つつじ祭りへ。昨年駒場に行った時も偶然駒場祭に出くわしてヘエとかホオと感心しながら屋台で食いもん買って二人ではしゃいでいた。こちらは人混みが大嫌いなので祭りがあると予め知っていたら避けただろうが、偶然遭遇した祭りは恐れていた祭りのイメージよりは酷いものでもなく、フワッと楽しめていたような気がする。根津神社の入り口で今川焼きのチョコを注文した。一口齧って、売り主の勘違いでクリームが入っていることに気づく。面倒なのでそのまま食べる。日曜の夕方にしては、境内は抑えめの人入りだ。

珍しく革靴で長く歩いたため、疲れから喫茶店に入る。

二人で会話していたらシンプルな厚意から会話に割り込んできた中年がいてびっくりした。最寄りのATMはどこかということを教えてくれたのだった。
Nに着いてから自宅に荷物を置き寿司屋へ向かう。


ちょっとこのへんは後で書き足そう。あんま編集せずだらだら書いてもなあとも思うが、、